電気工事士マンガ 転電虫【第128話:がんばろうコール】
あとがき
現場の朝礼には現場ごとにパターンややり方があります。
基本的には、ラジオ体操、その日の業者さんの作業内容、監督さんからの連絡という流れです。
前のマンガでも描きましたが、監督によっては指差呼称を行ったりする現場もあります。
その朝礼の中で、ちょっと恥ずかしかった現場の話。
その現場の監督さんが、かなり元気の良い方で、朝礼の最後に全員で右手を挙げて、
「がんばろう!」「がんばろう!」と、「がんばろうコール」で朝礼を締めるのです。
職人さんたちは、顔を赤くし、苦笑いをしながら「がんばろうコール」をしていました。
あまりに監督さんが朝から元気が良いので、
「あの監督、朝から1杯吞んでるんじゃないか?」とまで言われる始末…。
選挙活動のような朝礼が毎朝続き、他の職人さんも
「また、アレをやるのか…。恥ずかしいんだけど…」と参っていました…。
しかし、中には強者もおり、ベテランの職人さんの中には、
「お?アレか!今日もやるぞ!」と、
「がんばるぞーー!!ガハハハッ!!」と、がんばろうコールを毎朝楽しんでいました。
どんな状況をも楽しむことができるあの精神。
あんな大人になりたいものです。
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刑事ドラマのワンシーン?
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