電気工事士マンガ 転電虫【第231話:完璧な打ち合わせ?】
あとがき
工事をしているとちょっと面倒なのが、ボード開口をしている時に、天井の下地に当たってしまうことです。
このままだと、器具の設置ができないので、下地の補強をしてから下地の木材などを切っていきます。
少ない数であっても、天井裏に上らなければならない作業なので面倒な上に、夏場になるとかなり汗をかきながら作業をしなければなりません。
ところが、ある現場で大工さんが作業前に、
「電気屋さん! 打ち合わせをしましょう!!」とやって来ました。
初めて現場で会う若い大工さんだったのですが、
「電気屋さんが作業をやりやすいように、ダウンライトの開口位置に下地が当たらないようしますね!」と言ってくださいました。
打ち合わせまでして、そんなことを言っていただける大工さんは初めてだったので、
「こんな大工さんもいるんだ」と、うれしくなりました。
しかし、いざダウンライトの開口作業をしていると、結構な確率で開口位置に下地が当たっていました…。
「あの打ち合わせは何だったんだ…?」と、思ってしまいました…。
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抜き足、差し足、忍び足…。
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