電気工事士マンガ 転電虫【第73話:これも仕事なのです…】
あとがき
まぁ、今回のマンガは、「職人電気工事士の仕事もお客様あってのものです…」というものです。
職人の仕事というと、自分の知識と技術を発揮して、黙々と仕事をこなしていくイメージがあると思います。
自分も最初はそんなイメージで、電気工事会社で働きだしたのですが…。
確かにそんなイメージ通りのところもあるのですが、実際に働いてみると、電気工事士って結構気を遣う仕事なのです。
お客様(お施主様)や現場監督、他の業者の職人さんなど、しっかり打ち合わせや話をしながら作業を進めなければなりません。
で、今回はかなり気を遣い、精神的に疲れたという現場の話。
自分の会社の社員がある現場の担当になったのですが、社長も日頃からその社員さんに打ち合わせや人との話の仕方など、度々注意することもありました。
が、ついに現場で、その社員がお施主様に失礼な態度を取り、お施主様から会社にお叱りの電話が…。
しかも、担当者を代えるように言われ、その現場の仕事が自分のところに…。
担当になった自分が、「どうしよう?」と思っていると、他のベテラン社員から、
「あのお施主様は、陶芸が趣味らしいぞ」という、ナイスな情報が!
現場に入り、お施主様にごあいさつをさせていただくが、
「こいつは大丈夫か?」というお施主様の疑いの眼差しが…。
打ち合わせをさせていただいている時に、壺が目に入り、
「あの壺は…」と切り出すと、お施主様はニコニコと陶芸の話をされ、和やかムードに♪
何とかお施主様のご機嫌も良くなり、工事もスムーズに進められました。
こういう現場って、体力よりも精神的に疲れてしまうんですよね…。
これも、電気工事士の仕事の一つです…。
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コンクリート打設での勘違い…。
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