電気工事士マンガ 転電虫【第127話:安全第一?】
あとがき
工事をしていると、ヒヤリとすることが多くあります。
材料や工具、足場などに足を引っ掛けて転倒。
工具を使っている時に、手や指をケガをしてしまう。
現場では、そのようなことを防ぐために危険予知活動(KY活動)を行ったり、週一や月一で現場の見回りをして、安全に工事ができるような取り組みをしています。
ある時、工場での工事のご依頼があり、朝材料などの搬入をしていました。
自分の前を他の職人さんが脚立を持って歩いていたのですが、
「ゴン!!」と何かにぶつけた音がしました。
以前、ブログの記事にも書いたのですが、ヘルメットをすると結構上の方が見えづらくなるのです。
「あ、何かぶつけたのかな?」と思っていると、近くにいた職人さんが、
「電気屋さん!!上、上!!危ないよ!!」と大声で叫び…。
「何だ?」と思っていると、上から看板が落下。
「うおおおーー!!」と咄嗟に落ちてきた看板を避けることができなたのですが、思わず持っていた段ボールは投げてしまいました…。
落ちてきた看板には「安全第一」の文字が…。
安全第一の看板が全然安全ではなかったという、予想もつかないできごとでした。
看板が木製の古いもので、取り付けていた吊り下げフックが脚立が当たった衝撃で取れてしまったようでした。
脚立をぶつけた職人さんと、工場の責任者の方から謝罪されたのですが、ケガがなかったので不幸中の幸いというところでしょうか?
ホントに現場では何が起こるか分かりませんね…。
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ちょっと恥ずかしい朝礼の様子…。
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