電気工事士マンガ 転電虫【第201話:ステップルの悲劇】
あとがき
電気工事の配線でよく使う「ステップル」。
電線を木材などに固定する時にこの「ステップル」が非常に役に立つのですが、ちょっとやっかいな点も…。
まず、ステップル自体が小さいので、ハンマーなどで打ち付ける時に、ステップルではなくて指をガツンっと打ってしまうこともあります…。
特に、柱などが入り組んだ狭いところなどは、なかなかステップルが見えなくて、勘でステップルを打ったりしているので、結構指や電線を間違ってハンマーで叩いてしまうことも多々あります。
あと、手袋を着けて作業をしていると、いつの間にかステップルの先に手袋が巻き込まれていることに気がつかず、そのままステップルを打ってしまい、手袋に穴をよく開けてしまいます…。
手袋をして、ステップルを打つ時は、使い捨ての手袋を数枚ダメにしてしまうことも…。
そして、ステップルをポケットなどに入れて作業をしていると、ステップルを取り出そうと手をポケットに入れた瞬間、
チクッ!グサッ! という痛みが…。
ステップルが指に刺さったり、最悪の時は爪の間に入ったりして、これが地味に痛いのです…。
さらに、最悪なのはポケットから全部出したつもりのステップルがまだ残っていて、それに気がつかず、作業着を洗濯機に入れてしまうと…。
カラン!カラン!カラン! というイヤ~な音が…。
便利なステップルですが、扱いにはちょっと注意するところがありますね…。
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