電気工事士マンガ 転電虫【第122話:動かぬ証拠】
あとがき
電気工事士になって、実際に働いてみると、本当にいろいろな現場に行き、
「あぁ~、こういう仕事もあるんだな…」と思うことがよくあります。
住宅やマンション、工場や店舗の電気工事が一番多いのですが、毎年あるイベントの電源工事をさせていただいています。
初めてイベントの電源工事をした時は、
「あぁ、これも電気工事士の仕事なんだな」と改めて、電気工事士の仕事の範囲の広さに驚きました。
そのイベントは、毎年2~3日間開催されるものでした。
ある時、イベントの主催者から
「電源トラブルに備えて、イベントの時に常駐できませんか?」とのお話が。
数年間、そのイベントの電源工事を会社でさせていただいているのですが、それまでトラブルはなし。
ただ、主催者の方からのお願いなので、自分とベテラン職人ロックさんが常駐することに。
事務所で待機させていただいていましたが、トラブルは全くなし。
途中、ロックさんが、
「トラブルがないから、ちょっと別の現場を見てくる」と行って外出。
しばらくして、ロックさんが戻ってくると、
「いや~、別の現場は忙しかったぞ~」と言ってきたのですが、頭には盛大な寝ぐせが…。
「サボって寝てやがったな!!」
まぁ、サボることを予見できなかった自分も、まだまだ経験が足りないなと思いました。
ただ、ロックさんがサボっている間、イベントの時に仲良くなったお店の方から、
「ご苦労さん、これ食べてね♪」と、たくさんの差し入れが♪
イベントの常駐もなかなかお得だな、と感じた仕事でした。
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段取りはバッチリだけど…。
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