電気工事士マンガ 転電虫【第145話:優しい現場監督】
あとがき
電気工事士として働き、資格を取ってからは、現場を少しずつ任されるようになります。
自分が働く会社の方針として、まずは住宅から任せられます。
「工事の基礎は住宅で学ぶ」ということで、ここでいろいろな勉強や経験を積ませてもらいました。
ところが、初めの頃は失敗が多く(今も多いですが…)、ある現場監督さんの現場で失敗を数回やらかしてしまいました…。
その現場監督さんは元々厳しい方なのですが、とにかく「あいつは要注意人物だ!!」と目を付けられ、事務所で怒られることもしばしば…。
そんな厳しい監督さんの現場を2年ぶりに担当することになり、心臓バクバク、緊張しながらあいさつと打ち合わせの電話をすると…。
「あ~電気屋さん、元気にしてた?」
『あれ?何か、めっちゃフレンドリー…?』
「あ、あの…、打ち合わせの日程をお伺いしたくて…」
「あ~、打ち合わせね。電気屋さんも忙しいだろうから、ヒマな時でいいよ~」
『何か…、おかしくないか…?」
「電気屋さんが作業しやすいように段取りしてあげるからね~」
『………………、怖い………、めっちゃ怖いーーーー!!」
怖い人がいきなり優しくなると恐怖です。
背筋がゾッとします…。
まぁ、同僚に話を聞いたところ、その監督さんは病気で入院をされたらしく、退院してからも仕事はされていたそうなんですが、人が変わったように優しくなったのだとか…。
ちょっと、ナゾが解けて安心しました。
-
「こども園」で「ハト小屋」と聞いて…。
続きを見る