電気工事士マンガ 転電虫【第284話:ゲートが開きません!】
あとがき
建設現場のゲートは、いつも職人さんが帰った後に監督さんなどが施錠をします。
現場の中には、工具や材料等を置いている場合があるので、盗難防止として施錠することは必須です。
通常、現場に一番早く来るのは現場監督さんなので、監督さんが現場のゲートの鍵を開けてくれます。
ところが、監督さんが会議に出席したり、渋滞などで遅れる場合があります。
その時は、他の職人さんに鍵の番号などを伝えておくのですが、これを時々間違った番号を伝えてしまうことがあるのです。
というのも、監督さんが他の現場も担当していて、そこの鍵番号を伝えてしまったり、防犯上、時々鍵の番号を変更したりすることが伝え間違いの原因になってしまうのです。
現場のゲートが開かず、歩道などに職人さんなどが並んでいると、
「何してるんですか! 通行人の邪魔になるので、ゲートの中に入ってください!」とお怒りの監督さんもいたのですが、
「鍵の番号、伝え間違ってますよ!」と、職人さんたちに詰め寄られて、苦笑いの監督さんもいらっしゃいました。