電気工事士マンガ 転電虫【第59話:ちびっ子の一言】
あとがき
ある日、現場で作業をしていると、
RRRRR!
転 「はい、転です」
事務員さん 「あ、転さん。○○さんのお宅のテレビのアンテナの工事に行って欲しいんですけど」
転 「テレビアンテナ…」
会社の事務員さんから電話が入り、お得意さんのお宅のアンテナ工事に行くことに。
ただ、自分は電気工事士なのに、高所恐怖症…。
「はぁ~、屋根に登るのか…」と、現場から一旦会社に戻り、材料と脚立などを準備。
ロックさん 「転ちゃん、頑張ってね~」
ベテラン職人ロックさん、笑顔で手を振っていたので、
転 「ロックさんは、行かないんですか?」
ロックさん 「オレ、別な現場の仕事♪それに高齢者は高いところに登ったらダメなんだよね♪」
いつも、若いと言っておきながら、こういう時だけ高齢者になるロックさん。
現場に到着し、アンテナ工事に取りかかるが、屋根の上では、風はビュービュー、足はブルブル…。
転 「はぁ~、高いところ嫌だーーー!!」と、嫌々作業をしていると、下の道路にちびっ子の姿が。
ちびっ子① 「わ~、見て見て。おうちの上に人がいるよ~」
ちびっ子② 「ホントだ~、何してるのかな?」
ちびっ子① 「あの人、高いところがすきで、登ってるんだよ~」
転 「ちがーーーう!!」
好きじゃないんです。
大っ嫌いです。
ちびっ子たちよ、高いところ、大っ嫌いなんですよ。
でも、仕事なんです!!。
転 「君たちも、仕事を始めたら、こういうこともあるかもよ…」
と、そんなことを思いながら、アンテナ工事を終わらせた転なのでした…。
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腰道具=変身ベルト?
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