電気工事士マンガ 転電虫【第57話:空調服の悲劇】
あとがき
夏の建築現場は本当に暑く大変です…。
汗をかきすぎて脱水症状になったり、炎天下や蒸し暑い現場での作業で熱中症になったりと、気を付けなければならない事が多くあります。
現場で倒れるようなことになれば、工事が一旦中断になったりと、お客様は元より、現場の他の会社の方々にもご迷惑になるので、大ごとになる前に、対策を取ることが非常に重要なんですよね。
その対策の一つとして、最近、多くの職人さんたちが着始めた「空調服」。
自分の会社でも暑さ・熱中症対策として支給されたのですが、これが結構想像以上に快適なんです♪
腰辺りにある小型の扇風機から、風を服の中に送り込むことで、汗を気化させ、気化熱で体もヒンヤリです♪
で、ある現場で、かなり体格の良い職人さんがいらっしゃって、やっと自分の体のサイズに合う空調服を発見・購入。
さっそく空調服を着て、現場の他の職人さんもいる前で、スイッチオン!!
「ボフン!!」という音とともに、空調服が膨らむ膨らむ。
着ている本人は、「涼しい~♪」とご満悦ですが、周りで見ていた職人さんは大爆笑!!
「お前、風船みたいになってるぞ♪」と、メチャクチャイジられてました♪
空調服について
最近、空調服もいろいろなタイプのものが販売されています。
他の職人さんにも聞いたのですが、空調服を選ぶポイントは、
・袖なしの空調服の方が動きやすく、作業がやりやすい(あくまでも作業内容によります)。
・バッテリーの駆動時間の確認(バッテリーの切れた空調服は、通気性の悪い服になり、大変なことになります…)。
職人さんたちは、以上のことをポイントに空調服を選ばれてました。
あと、職種によっては、ファン(扇風機)の耐久性や破れにくい生地かどうかを確認をされる方やもいらっしゃいました。
建築現場の作業以外にも、農作業等にも良いようですし、釣りやゴルフでも着られる方が多いようですね。
オシャレな空調服も増えてきてますし、これで、暑さ・熱中症対策をやっていきたいですね。
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