電気工事士マンガ 転電虫【第92話:落ちる漏電ブレーカー】
あとがき
どこのご家庭にもある分電盤。
分電盤の中には、
・アンペアブレーカー・サービスブレーカー・契約ブレーカー
契約しているアンペア数を超えた電気を使うと電気を遮断するブレーカー
※スマートメーターに切り替わっている場合、このブレーカーがない場合があります。
・漏電ブレーカー
家のどこかで漏電が起こった時に、電気を遮断するブレーカー
・安全ブレーカー
電気を使い過ぎた時に、電気を遮断するブレーカー
と、こんな感じにいくつかのブレーカーが設置されています。
その中で、時々お客様から漏電ブレーカーが落ちてしまったという連絡があります。
ところが、この漏電ブレーカー、不思議なことがあって、お客様から連絡があり、自分たちが駆けつけた時には復旧していることが多々あります。
自分たちが向かっている時に、お客様が漏電ブレーカーを上げてみたところ、そのまま落ちることなく電気が使える状態になっています。
「いや、ホントに落ちてたんだよ!」って、お客様は必死に説明…。
別に疑ってはいないんですけど…。
ただ、電気は使えるようになって良かったのですが、逆にどこが漏電していたかが分からなくなってしまいます。
お客様から、
「どこが漏電していたのですか?」と聞かれるのですが、実際に漏電ブレーカーが落ちないとなかなか調査ができないんですよね…。
まぁ、うちの会社はこういう時は、料金はいただかないことが多いので、お客様も安心されて、
「これ飲んでね♪」と、コーヒーとかくださいます。
漏電していると、感電や火災の原因になるので気をつけましょう。
-
今じゃなくても良くないですか?
続きを見る