電気工事士マンガ 転電虫【第115話:熱中症対策】
あとがき
最近はどの現場でも、夏場の熱中症対策が取られています。
休憩所のクーラーはもちろんですが、塩飴を準備されたり、ウォーターサーバーを設置してくださいます。
現場の中も風通しの悪いところは、大型の扇風機を準備し、少しでも涼しくなるよう工夫されています。
職人さんたちも、飲み物を現場に持って行ったり、空調服や冷感タオルを巻いたりして暑さ対策をしています。
ある現場で、現場監督が、
「熱中症対策で自販機を設置したのでどんどん使ってください」と、声高らかに言われました。
設置された自販機を、現場の職人さんと見に行くと、値段は普通の値段…。
「熱中症対策って言うなら、安くしろよ!」
「のどが渇いた職人から、金を巻き上げるなんて、ぼったくりだ!」と散々な言われよう…。
最近、現場に置かれた自販機で、飲み物を50円で販売しているというニュースを見た後だけに、皆さんガッカリ…。
現場で多くのベテラン職人さんと話す機会が多いのですが、ベテラン職人さん曰く、
「昔に比べて、暑さの質が違うんだよな~…」
昔は現場に自販機や空調服などもなかったのですが、気合いと根性で乗り切ることができたそうです。
ところが、最近の暑さは異常。
気合いや根性でどうにかなるようなものではないとのことです。
しっかり、暑さ対策をして、熱中症にかからないよう気をつけて作業に取りかかりたいものです。
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もう少し早く呼んでくれ…。
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