電気工事士マンガ 転電虫【第147話:マナーとルール】
あとがき
建設現場で働いていると、いろいろな職人さんに出会います。
無口だけど、休憩時間になると面白い話を連発される職人さん。
強面の顔だけど、疲れた顔をしている人に、よく声をかけてくださる職人さん。
若いのにポケットがパンパンになるくらいの資格証を持ち歩いている職人さん。
ホントに個性のある職人さんが多くいらっしゃる建設現場。
そんな中、現場で一緒になったクセの強いベテランの大工さんの話。
いつも無口で、仕事に没頭される方なんですが、とにかく現場にほかの職人さんが入ってくるのが大嫌いなんです。
その大工さんが作業をされているときに、水道設備屋さんと配線や配管のために現場に入ろうとすると、
「あ~!!水道屋と電気屋が来たか!!まったく、オレの仕事の邪魔なんだよな!!」と怒り出すのです。
確かに、電気屋や水道設備屋さんが作業をすると、電線やパイプ、工具を広げないと作業ができません。
その電線などがあると、大工さんは歩きづらいので、自分の作業が進まず、イライラするようなのです。
「お前たちは、マナーってもんを知らんのか!?」と言われるのですが、その口元にはタバコが…。
そう、この大工さん、現場でスパスパとタバコを吸うのです…。
火事の原因にもなるので、現場でタバコなどもっての外…。
水道設備屋さんと、
「いや、マナーを語る前に、ルールは守ってほしいよな…」と話していました。
いろんな職人さんがいますが、お互い様の現場なので、一緒に協力して作業をしてほしいものです…。
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自転車に乗った大工さん。
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