電気工事士マンガ 転電虫【第152話:仕事のタイミング】
あとがき
どの仕事でもそうですが、休憩時間などを早め・遅めにとったり、目途が立つまで休憩をしなかったり、時には休憩をなくして作業をすることが多いと思います。
電気工事士場合も、作業の進展が悪かったり、トラブルがあったりすると休憩時間を短くしたり、取らなかったりすることが多い仕事です。
ただ、現場の電源を落として作業をする時には、タイミングが重要になります。
小さな現場であれば、周りの職人さんに一言断って、電源を落としてから作業をすることもあります。
しかし、大きな現場ではそういうわけにはいきません。
現場監督さんから急に仮設の電源を増やしてほしいなどと言われることがよくあるのですが、やはり、ショートなどの事故を起こすと大変なので、電源ブレーカーを切ってから作業を行うようにしています。
現場にいらっしゃる他の職人さんに電源を切ることを伝えると、
「えっ!?電気使えないの?困るよ!!」と、クレームの嵐…。
まぁ、作業の段取りが狂ってくるのでしょうがないのですが…。
そういう時は、電線の結線など電源を切って作業するものだけを残し、他の段取りを進めておきます。
職人さんたちが休憩に入ったのを見計らって、
「今だーーーーーー!!」と猛然とダッシュ!!
電源を切って、急いで作業を進め、職人さんたちが休憩から帰って来た時には、電気は元通りに使える、という作業をよく行います。
電気工事士って、実際に働いてみると、結構周りを見ながら作業することが大事なんですよね(他の仕事もそうでしょうけどね)。
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先輩のアドバイスはしっかり聞きましょう…。
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