電気工事士マンガ 転電虫【第172話:新人さんの結線】
あとがき
会社に入社したばかりの頃って、結構いろいろな体験(事故)などがありますよね。
自分は40歳を機に、全く無縁の電気工事・建設業への転職だったので、毎日いろいろな経験や失敗の連続でした。
しかも、無資格・未経験ということで、おそらく周りの社員さんよりも多くの失敗をやらかしていると思います。
さて、自分の会社にも毎年新人さんが入社してくるのですが、自分が体験していない失敗を時々目にします。
今回はある新人さんのお話。
その新人さんは、高校の時に第二種電気工事士の試験に合格し、有資格者として会社に入社。
自分の会社では、いきなり大きな現場に行かせるのではなく、初めは住宅などの仕事で経験を積ませていきます。
(まぁ、人手が足りない時は、いきなり大きな現場で作業することもありますが…)
その新人さんにいろいろと作業の手順や現場の流れやルールなどを教え、試しに電線の結線を任せてみることに。
図面を渡すと、
「ああ、これぐらいなら大丈夫ですよ!」と、自信満々。
しばらくすると、
「結線終わりましたよ。結構、簡単でしたね♪」と戻ってきました。
師匠と一緒に結線の確認に行くと、テープ巻きをしていない状態…。
そう、電気工事士の試験ではテープ巻きがないので、新人さんはテープ巻きを省略していいと思い込んでいたのです。
最後の最後で、ちょっと惜しい失敗になったようでしたが、新人さんも良い勉強になったようです。
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予想外の新人さんの結線…。
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