電気工事士マンガ 転電虫【第193話:コンクリートの中に…】
あとがき
電気屋、水道設備屋さん、ガス屋さんはスラブ上で配管作業を行います。
その時に、たまに工具などを鉄筋の隙間から、型枠の中に落としてしまうことがあります。
落ちている場所がある程度特定できていると、型枠大工さんに頼んで型枠を開けてもらったり、切ってもらったりして、落としたものを取り出したりします。
型枠大工さんも、
「面倒だなぁ~…」と言いつつ、開けてくださるのですが、中には落とした工具をそのままにしている職人さんもいるようで…。
そうすると、コンクリート打設が終わり、型枠を外すと、化石のようになった工具が出てきたりします。
「あぁ~、型枠大工さんに頼むのが面倒だったんだなぁ~」と思ってしまうのですが、一度だけ工具以外のものが出てきたことが…。
その出てきたものが、なぜか野球のボール。
現場監督さんをはじめ、他の職人さんたちも、
「何で野球のボールが、こんなところに…?」と頭を悩ませていました。
近くに野球のできる広場などもなかったので、ナゾは深まるばかり…。
もしかすると、「休憩時間に職人さんがスラブ上でキャッチボールでもしていたのか?」とも思ったのですが、結局このナゾは未解決のままになってしまいました…。
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別な意味でゼット世代…。
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