電気工事士マンガ 転電虫【第199話:電線にかいたものは…】
あとがき
配線作業をしている時に、お施主様の希望や構造上の理由から、当初の図面とは配線が変更になることが多々あります。
長い距離を配線したり、天井裏の狭いところを苦労して配線をしたところが変更となると、結構体力・精神面でのダメージが大きくなります…。
まぁ、お施主様の希望であり、より良く建物を使っていただきたいので、そこは頑張って配線のやり直しをさせていただいております。
ただ、配線が変更になった時に、そのまま電線が使えればよいのですが、明らかに電線が足りない時などは撤去することもあります。
ある時、自分の会社の同僚から住宅の配線の手伝いを頼まれた時のこと。
監督さんから、
「ここのスイッチ、変更になったから、よろしくね~」と言われていたのですが、なぜか同僚は電線を撤去せずにそのままに。
というのも、時々お施主様の気が変わられたり、追加の希望があったりして、すでに配線していた電線をそのまま使えるということがあったらしいです。
それから同僚は、そのような変更があった時も、電線を撤去せずにそのままにしているのですが、
「これ、撤去しなくていいんですか?」と聞くと、
「ちゃんと、電線に目印を書いているから大丈夫♪」とのこと。
そこで、電線を見てみるとそこには
「コロシ」の3文字が…。
「縁起悪っ!!」と突っ込んでしまいました。
※あとでコソッと「コロシ」から「ヨビ(予備)」に書き直しました。
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笑っちゃダメな状況…。
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