電気工事士マンガ 転電虫【第286話:天井からモルタル】

あとがき
マンションなどのRC造(鉄筋コンクリート造)では、コンクリート打設の前に配管などができるよう、あらかじめ配管位置にボイド管などを設置しておきます。
コンクリート打設が終わった後に、ボイド管を引き抜き、そこに配管を行います。
配管用の穴は大きめな穴になっているので、モルタルで埋め戻しを行います。
モルタルが下に落ちないよう、パッドを貼ってから、モルタルで埋め戻しをするのですが、ある現場でそのパッドを貼り忘れた職人さんが…。
自分が現場を歩いていると、なぜか天井からボタボタとモルタルが落ちてきているのです…。
電気工事士になったばかりだったので、
「何で、天井からモルタルが…?」と、ちょっと混乱してしまいました。
あとで、他の職人さんたちと話していた時に、パッドの貼り方がよくなくて、モルタルが落ちてしまうことはあるそうなのですが、貼り忘れは結構珍しいとのこと…。
珍しい現場を見れたのはいいのですが、電気工事士なりたてで、モルタルが天井から落ちてきたのを目撃したのは恐怖でしかなかったです…。