電気工事士マンガ 転電虫【第55話:鉄筋家族】
あとがき
コンクリートを扱う現場では、鉄筋工の職人さんと一緒になるのですが、この鉄筋工のお仕事がかなりハード。
材料は重い物が多いですし、金属を扱うのでケガなどもかなり気を付けられているようです。
建築物によっては、かなり太い鉄筋もあり、指や手を挟んだら、大怪我になるようなものもありました。
そして、ケガ防止のため、結構厚着をされたり、重量物を運んだりするので、夏場はかなり大変な仕事になるようです。
そんな、大変な鉄筋工の職人さんですが、ある現場で一緒になった鉄筋工のご家族。
親方、親方の奥様、親方の息子さん、息子さんの奥さんの4人でいつも現場に来て作業をされていました。
で、この鉄筋工のご家族で、一番驚いたのが、親方の奥様。
重たい鉄筋を肩に担いで、悠々と歩かれていました。
女性で細身、しかも、60歳過ぎているとお聞きして、さらにビックリ。
さらに極めつけが、この奥様、とにかく鉄筋などの材料を投げる、投げる!
「砲丸投げの選手か」というくらい、勢いよく鉄筋・材料をブン投げます。
まぁ、全部金属なので、投げたくらいで壊れるものではなりませんが、周りにいる他の業種の職人さんは、とにかく非難します…。
一度、現場監督さんに、
「あれって、危なくないんですか?」って聞いたら、
「転ちゃん、あの人はいいんだよ」という返答。
「いや!何があったーーー?」
普通、注意すべき現場監督が、ビビってしまう方なのか?
ということで、何があったかは謎ですが、親方の奥様が作業される周りは、暗黙の了解で立ち入り禁止となっていました。
建築現場で働く女性はパワフルです。
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