電気工事士マンガ 転電虫【第99話:職人さんの指示棒】
あとがき
すべての職人さんが持っていると言っても過言ではない、コンベックス(スケール)。
本来は、長さを計る工具ですが、これが結構色々な場面で使えます。
マンガのように、現場では指示棒代わりになります。
テープを伸ばすことができるので、天井などの高いところも指示することができます。
ただし、テープが薄いと「ポキッ」と折れてしまうことも多々あります。
折れたテープがヘルメットに当たったりするので、周りには十分気をつける必要がありますね。
あとは、コンベックス(スケール)の先に磁石がついているものもあります。
狭いところに金属製の工具などを落とした時など、コンベックスで拾い上げることもできます。
また、ホールソーで金属板などに穴あけをした時など、切粉などの掃除にも使えて便利です。
自分はコンベックスを2つ準備しています。
一つは現場用で、もう一つが見積り用です。
電気工事士になりたての頃、社長と見積りに同行した時。
現場で使っていたコンベックスを、見積もり現場で使おうとして社長に注意されたことがあります。
現場で使うコンベックスは汚れていますし、切粉などが残っていることがあります。
そんなものをお客さんのところで使えば、部屋を汚したり、ケガをさせてしまうこともあります。
それ以来、腰道具と作業車に現場用と見積り用のコンベックスを準備しています。
「仕事をいただく」という認識がまだまだ甘かったので、その時のことは良い教訓になっています。
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