電気工事士マンガ 転電虫【第78話:ベテラン職人さんのお弁当】
あとがき
ある現場で、左官職人さんが足りず、工事の進行が悪い現場がありました。
左官屋さんも、他の現場に職人さんが取られ、人手を集めるのが大変なようでした。
監督さんも、
「どこの現場でも職人さんが足りないんだよね…」と工事現場は慢性的な人手不足です。
その時、左官屋さんから、
「数年前に引退したベテラン職人さんがいるんですけど…」と提案が。
まぁ、高所の作業などはなかった現場だったので、監督さんも了承。
で、やって来たのが超超ベテランの職人さん。
最初に見た時は、
「このおじいちゃん、ホントに大丈夫か?」と失礼なことを思っていたのですが、さすがそこはベテラン!
移動速度は遅いですが、作業は丁寧&キレイ&スピーディ!
他の業者さんも
「あのおじいちゃん、やるなぁ…」と一目置かれる存在に。
その超ベテラン左官職人さんとお昼をご一緒させてもらった時のこと。
職人さんが奥さまの手作り弁当を持って来ていたので、そのことを聞いてみると、
「ここの日当が結構良くて。それを聞いた途端、朝早くに起きて、弁当作ってくれたよ♪」とのこと。
趣味の魚釣りの時は、弁当は作ってくれないらしいのですが、その時ばかりは毎日弁当を作ってくれたそうです。
左官屋さんも、急なお願いだったので、ちょっと日当を上げて仕事を依頼されたらしいです。
「職人さんの技術って、財産なんだな」と思った現場でした。
体が元気なら、技術を持った職人さんはいつまでも稼げますね♪
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新人電気工事士の情けないお話…。
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