一発合格ができたので、
体験談を記事にしました。
衛生管理者試験について
衛生管理者試験について
チェックしましょう。
・受験資格として、最終学歴によって、経験年数が必要となります。
・受験科目は、「労働生理」「労働衛生」「関係法令」の3科目です。
労働衛生は、「有害業務に係るもの」「有害業務に係るもの以外」、関係法令も「有害業務に係るもの」「有害業務に係るもの以外」と科目が分かれています。
・出題方式はすべて5肢択一式で、解答用紙にマークシート記入方式です。
・試験時間は3時間です。
・合格基準は、科目ごと(労働衛生と関係法令は、「有害業務に係るもの」「有害業務に係るもの以外」の2科目)に40%以上の得点、かつ、すべての科目の合計得点が60%以上です。
・試験手続きは、公益財団法人安全衛生技術試験協会、全国7ヵ所の安全衛生技術センターで申込書を入手し、申し込みをします。
・試験は、毎月数回行われており、出張特別試験もあるので、ご自身の都合のよい受験日・受験会場で受験できます。
衛生管理者試験 初試験で一発合格のテキスト・過去問集、勉強法をご紹介
必ず皆さんの得点アップに
つながります!
衛生管理者試験を初受験で一発合格できました。
試験に向けての勉強法はコレでした!!
・勉強期間は約3カ月。1日30分から1時間の勉強時間(休みの日は約2~3時間ほど)。
・テキストは1周のみ使用(テキストを読んで、練習問題を解く)。
・過去問集は、全部で4周しました。
以上の勉強法で一発合格できましたが、おそらくギリギリの合格だったと思います。
ギリギリでも合格は合格。
一応、管理人は衛生管理者試験は初受験。
これまで、第一種・第二種電気工事士、二級ボイラー技士、危険物取扱者(乙4類)などの資格を取得しています。
衛生管理者試験を受験した感想は、上記の資格試験よりもかなり難しい試験です。
ということで、他の受験者の方の得点アップにつながるように、反省点も踏まえて、試験の体験談を詳しく書いていきます。
衛生管理者試験で使ったテキストと過去問集
まずは、テキストから。
購入したテキストは、ユーキャンの第1種・第2種衛生管理者 速習レッスン【チェック問題つき】です。
他のテキストと見比べて、購入した理由は、
・効率よく勉強できるように、しっかりポイントがまとめられている。
・イラストや図表が多くあり、衛生管理についての勉強が初めてでも分かりやすい。
・各レッスンごとにチェック問題があり、理解を深められる。
'23〜'24年版 ユーキャンの第1種・第2種衛生管理者 速習レッスン (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン衛生管理者試験研究会 ] 価格:2420円 |
次に過去問集(試験問題集)は、こちら!
中央労働災害防止協会の第1種衛生管理者試験問題集です。
この過去問集(試験問題集)は、会社の事務員さんが買って来てくれました。
これが、結構良い過去問集で、試験会場でも多くの受験者の方が持っていました。
こちらの第1種衛生管理者試験問題集のおすすめポイントは、
・10回分の公表問題を掲載している。
・問題ごとにしっかり解答と解説が書かれている。
・各科目や範囲ごとに解答にあたってのポイントがまとめられている。
この第1種衛生管理者試験問題集でしっかり勉強すれば、この1冊で十分合格できます。
第1種衛生管理者試験問題集(令和3年度版) 解答&解説 [ 中央労働災害防止協会 ] 価格:2,420円 |
ちなみに…。
会社の事務員さんが、第1種衛生管理者試験問題集と一緒に買ってきてくれたテキストがこちら。
中央労働災害防止協会の衛生管理(上)第1種用と衛生管理(下)第1種用です。
こちらのテキストは、せっかく買ってもらったんですが、ほとんど使いませんでした…。
理由として、
・分厚い&2冊のボリューム…。
・全ページ白黒。
「ここがポイント!」とか「重要!」などの記載もありません…。
実務でも使えるほどのボリュームのテキストですが、仕事をしながら効率よく勉強ということはできないと感じたので、このテキストは一旦封印となりました。
ただ、時間が確保できるのであれば、このテキストはかなりオススメです。
他のテキストに比べても、かなりくわしく衛生管理について勉強できるので、試験対策用としても良いテキストだと思います。
テキストと過去問集での勉強方法
上記で紹介させていただいたテキストと過去問集の使い方です。
・テキストは、ユーキャンの第1種・第2種衛生管理者 速習レッスン【チェック問題つき】
・過去問集(試験問題集)は、中央労働災害防止協会の第1種衛生管理者試験問題集
管理人のテキストでの勉強法は、
・テキストをザッと読んで、チェック問題に取り組む。
※管理人は、テキストをずっと読んでいると眠くなるタイプです…。
・テキストのどこに何が書かれていたかが大体分かればOKです。
・チェック問題もできなくても、最初の段階では大丈夫です。
さて、重要なのが過去問集での勉強です。
第1種衛生管理者試験問題集の勉強方法は、
・問題を3~4回解いていく。
・単純に問題を解くだけではなく、選択肢のどこが間違っているかをアウトプットする。
・8~9割ほどの正解率を目指す。
これで、かなり合格に近づくはずです。
ところが、どっこい!
管理人も4回問題集に取り組み、8~9割近い正解率になったのですが、おそらくギリギリの合格だったと思います。
というのも、第1種衛生管理者試験というのは、「かなり細かいところを出題する」という試験なのです。
衛生管理者試験は、すべて5肢択一式なのですが、
問題 正しいものを選べ。
(1)○○○○○○○○ これは間違い!!
(2)○○○○ これも間違い!!
(3)○○○○○○ これも絶対に違う!!
(4)○○○○ え~っと…
(5)○○○○○○○ う~ん、どっちだ…?
と、このように(1)~(5)の選択肢から1つを選ぶのですが、選択肢のうち、3つは簡単に消去できますが、残り2つのどちらが正解かを迷ってしまう問題が多いのです。
さらに、こんな問題も(問題は少し改変しています)。
日本人のメタボリックシンドローム診断基準で、
腹部肥満(【A】脂肪の蓄積)とされるのは、男性の腹囲が【B】cm以上、女性では【C】cm以上の場合である。
という問題。
「おぉ!サービス問題!」と思いきや、この問題には続きが…。
CTスキャン検査により、へその位置で測定した【A】脂肪の断面積が【D】c㎡に相当すると考えられている。
「何だこれは…?こんなの過去問にはなかったぞ…」となってしまいました。
しかし、試験が終わった後に、じっくり過去問集の解説を読んでいくと、隅っこの方ですが、ちゃんと解説文に全部書いてありました。
つまり、「過去問集の勉強で重要なのは、解説までしっかり読む!!」ということです!
さらに得点アップのための勉強法&コツ!
得点アップにつながる
ポイントです!
① 試験の2~3週間前に公表問題を解いてみましょう。
ネットで「衛生管理 過去問」などと検索をすると、年度や月ごとに公表問題をまとめてくださっているサイトがあります。
中央労働災害防止協会の第1種衛生管理者試験問題集などで勉強が進んだら、このようなサイトで時間を計りながら問題を解いてみてください。
自分の知識が曖昧な部分がかなり分かるので、試験前の復習に大変役立ちます。
② ネットの掲示板を活用しましょう。
これは、管理人が試験を受け終わった後に気がついたことなのですが…。
「衛生管理者試験 掲示板」と検索をすると、多くの方がどんな試験問題が出たかを投稿されている掲示板を見つけることができます。
これが、かなり良い情報で、問題の傾向やテキストや過去問集にない問題など、多くの情報を手に入れることができます。
ある程度勉強が進んだら、掲示板をチェックし、テキストや過去問集にない問題はネットなどで調べておくと、得点アップにつながるので是非活用してみてください。
③ 講習会・模擬試験を受けてみる。
衛生管理者試験には、試験に向けての講習会があります。
3日間の日程、受講料もかかりますが、合格に向けてのポイントを押さえた良い勉強ができるようなので、会社の方と話し合って、講習会を受けてみるのも良いと思います。
また、本番さながらの模擬試験もあるようなので、力試しには良い機会だと思います。
衛生管理者試験 テキスト・過去問集、勉強法のまとめ
① テキストは1回ザッと読むだけでOK(初めはチェック問題などはできなくて大丈夫です)。
② 過去問集(試験問題集)は最低3周、8~9割の正解率を目指しましょう!
ただし、しっかり解説も読んでいきましょう(ここが大事です!)。
③ ネットを活用して、力試しや出題傾向を把握しましょう。