電気工事士マンガ 転電虫【第97話:新人と腰道具】
あとがき
電気工事士になったばかりの頃。
初出勤した日に、会社から腰道具や工具類を支給されました。
初めて、腰道具を身につけるのですが、実際に腰道具を着けてみると、一人前の職人になったような気がしました。
ドライバーや電工ハンマー、ニッパーやペンチなどを腰道具に入れていくと、ずっしり重かった記憶があります。
現場で監督さんや他の職人さんにあいさつをしていると、
「何か新しい腰道具だね?」と聞かれ、40歳で転職して電気工事士になったと言うと、皆さん驚いていましたね。
右も左も分からないまま、同僚と現場を歩き、いろいろと説明を受け、その内休憩時間に…。
トイレに行こうと、腰道具を外そうとするのですが、ベルトの外し方が分かりません…。
右も左も、ベルトの外し方も分からない新人アラフォー電気工事士…。
「何だ、これ!!」と悪戦苦闘。
全然ベルトが外れず、考えた結果、マンガのようなセクシーな脱ぎ方に…。
「お前、何セクシーになってんだ?」と周りからツッこまれました…。
最近、会社の同僚の中にも、腰道具ではなくてフルハーネスを着ける人も多くなってきました。
高所での作業のためということもありますが、同僚に聞くと、腰の負担がかなり少なくなるようです。
「そういう効果もあるんだなぁ…」と思っていましたが、自分は腰痛と肩こりとは無縁の人間。
まぁ、もう少し歳を取ったら、フルハーネスを着けようかと思っています。
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新品の安全靴が…。
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