電気工事士マンガ 転電虫【第100話:新人電気工事士と「単三」】
あとがき
マンガ「転電虫」、ネタ切れになることなく、第100話を描くことができました。
これからも、電気工事業界のみならず、いろいろな業界・職人さんのために、アホなマンガを描き続けたいと思います。
気楽に読んでいただけると幸いです。
さて、記念すべき(?)第100話に、何を描こうかと思ったのですが…。
ここは、自分が電気工事士になったばかりの頃の大失敗を描きたいと思いました。
40歳で無資格・未経験で電気工事会社に転職できた自分なのですが…。
電気についての知識は全くなし。
自分の部屋に流れている電気が100Vということすら知らない始末…。
そんな無鉄砲者の自分が、現場に入った時の話。
監督さんと師匠が打ち合わせを終わらせ、師匠に、
「仮設電源は『単三』を準備するぞ」と言われ…。
『単三』『単三』『単三』と考えた挙句、
「『単三電池』はどれくらい必要ですか?」と聞いて、師匠大激怒!
「乾電池で工事はできないだろ!!」
まぁ、常識で考えればそうですよね…。
電気の知識はおろか、常識もないアラフォー男…。
ただ、それを近くで聞いていた監督さんは大爆笑!
「あの人、面白いね♪」と言っていただいたのですが…。
しばらく現場では、「電気屋さん」ではなく、「電池屋さん」と呼ばれていました…。
ちなみに、「単三」は「単相三線」を略して言っているものです。
現場にあった仮設電源ですが、「単三」は100Vと200Vを使える電源です。
住宅やマンションなども、ほとんどがこの「単三」なので、一度ブレーカーを見てみるのも良いかと思います。
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気分はあの刑事?
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