電気工事士マンガ 転電虫【第108話:サボりの達人】
あとがき
現場の休憩中に、よく話題になるのが「サボりの場所」。
「現場の休憩所」は、エアコン完備で一番良い場所ですが、サボっているとよく監督さんなどに怒られます。
結構多いのが、人気のない公園。
いろんな職人さんに話を聞くと、皆さん、
「あの現場だと、あの公園が人が来なくていいぞ」など、情報がたくさん手に入ります。
一番のオススメは、「駐車場完備、人気がない、トイレ&自販機のある」公園です。
「天井裏」は、監督などに見つかることがないのですが、夏はサウナと化し、ちょっと体勢を崩すとボードなどを突き破るなどの心配があります。
「床下」は、夏もヒンヤリとして涼しいのですが、現場によってはとてつもなく狭いところもあります。
ただし、「天井裏」も「床下」も新築の現場でも、虫がお散歩しているところもあります。
そして、マンガの話ですが、会社のベテラン職人ロックさん。
電気工事士としての腕は確かなのですが、この人が結構な「サボりの達人」。
なぜ、「サボりの達人」と言われるのか。
それは、本当に忙しい時にはサボらないからです。
「この現場、そんなに人手がいらないよね…」という状況になると、その空気を察知し、いつの間にかいなくなります。
この空気の読み方が絶妙で、周りから「サボりの達人」と言われています。
いろんなところでサボっているのですが、一番やめて欲しいのが「床下」。
一度、床下で作業をしようと思って、中を覗くと、そこには段ボールで寝床を作った白髪のおっさんの姿が…。
「出たーーー!!」
一瞬、サスペンス劇場かホラー映画の始まりかと思いました…。
本当に心臓に悪いので、「床下」のサボりだけはやめて欲しいものです。
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会社のベテラン&サボり職人の話 その②です。
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