電気工事士マンガ 転電虫【第133話:天井裏でばらまき】
あとがき
配線や結線、器具の取付のための下地を入れたりと、電気工事士は作業をするためによく天井裏に上がります。
この天井裏での作業、まず気をつけないといけないのが天井裏での移動。
暗い上に、足場も悪い場合が結構あります。
そして、移動の時にまず覚えるのが、どこに足を置いて良いかということ。
変なところに足を置いて、体重をかけた瞬間、
「バキッ!!」と下地と天井を蹴破ってしまうこともあります。
高さのあるところなどは、下に落下してケガや事故にも繋がります。
慣れないうちは、とにかく慌てずゆっくり移動しなければなりません。
という自分も、電気工事士になりたての時に、他の職人さんに呼ばれて、慌てて移動してしまい、
「バキッ、バキッ!!」と、天井のボードを2枚抜きしてしまったこともあります。
監督さんと大工さんに冷たい目で見られた苦い経験をしてしまいました…。
あと、工具や材料などを持って、天井裏に上がる時はさらに慎重に移動をしなければなりません。
ある時、持っていたバッグを天井の何かに引っかけて、バッグの中身を盛大にぶちまけてしまい、
「どうした!?ボードを蹴破ったのか?」と、下にいた大工さんが駆けつけたことがありました。
「すみません、絶縁ステップルをばらまきました…」と言うと、
「ビックリさせるな!!ばらまくなら、金をばらまけ!!」と、冗談で返してくれたことも。
まぁ、冗談で済まされることであれば大丈夫ですけどね…。
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テンションが上がってしまう瞬間!
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