アラフォー男の電気工事士マンガ【第149話】

電気工事士マンガ　転電虫【第１４９話：どこかで見た形】

あとがき

ベテランの職人さんが、

「最近はホントに便利な工具なんかが増えたな～。オレの若い時にこんなのがあったらもっと楽できたのに…」とよく言われます。

自分も電気工事士になって、まだまだ日が浅いので、どれだけ便利になったのか分からないのですが、ベテランの職人さんの話を聞くと、

「そりゃ、大変だったんですね…」と思うことが多々あります。

そんな便利な物の中に、数年前に会社で購入したレーザー墨出し器があります。

レーザー墨出し器がない時は、墨つぼで糸を引いて墨出しをしていたようです（現場によっては、時々墨つぼも使いますが）。

ただ、コンクリートなどの上では、細かい粉などがあると墨が付かず、何度もやり直しということになります。

レーザー墨出し器であればそのような心配もありませんし、最近では緑のレーザーで線もかなり見えやすくなっています。

ある現場で、レーザー墨出し器を使っていた時に、たまたま現場を見に来られたお施主様がレーザー墨出し器に興味津々。

「電気屋さん、コレ、何なの？」と聞かれたので、いろいろと説明をすると、

「あ～、コレ、何かに似てるな…。何だったかな？」

考え込んだ末に、お施主様が、

「あ～！！アレだ！！あの、アメリカの映画の………ＥＴだ！！」

お施主様には悪いと思いましたが、思わず固まってしまいました…。

「スターウォーズのR2-D2じゃないかな…」

そう言いたかったのですが、結局言えずじまいでした…。