電気工事士マンガ 転電虫【第185話:小さな親切大きなお世話?】
あとがき
電気工事会社に勤めてから、結構ご依頼をいただくのが、蛍光灯器具のLED器具への取り換え工事です。
蛍光灯の器具自体が生産終了となっているので、器具の取り換えをされるお客様が多くいらっしゃいます。
平日に交換工事をご依頼されるお客様も多いのですが、取り換える器具の数が多かったり、工場の機械の上に設置されている蛍光灯を取り換える場合などは休日に出勤して、工事をさせていただくことも多々あります。
蛍光灯の取り換えを行う場合、事故などがないようブレーカーを切って作業をさせていただくのですが、ある現場でちょっと危険なことが…。
工場の事務所の蛍光灯の取り換えのご依頼を受けて、現場に行くと、工場の社長さんから、
「休日だから、電気は使わないから、ブレーカーはどんどん切って大丈夫だよ」とのこと。
ブレーカーを切って、どんどん古い器具を取り外し、LED器具を取り付けていました。
そこに、社長さんの奥さんが来られて、
「お疲れ様、コーヒーどうぞ♪」と、コーヒーやお茶やお菓子など、いろいろ差し入れをいただきました。
「ありがとうございます」と、言っていると、
「ここ、暗いでしょ? 電気点けてきますね」と分電盤の方に行かれる奥様…。
「ダメですーーーーー!!」と思わず声を出してしまいました。
社長さんも来られて、
「工事してるんだから、ブレーカー上げたらダメでしょ」と奥様に。
「ウチの奥さん、ちょっと天然だから許してね」と社長さんに言われてしまいました。
まぁ、事故にならなかったので良かったです。
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ちょっと変わったご近所様の話…。
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