電気工事士マンガ 転電虫【第117話:保護メガネ】
あとがき
建築現場では、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなどなど、いろいろな工法で建物が作られます。
電気工事士は、その建築現場で配線・配管作業を行います。
現場によっては、鉄骨や軽鉄に穴を開けて配線・配管をすることになります。
やはり、金属なので、木造よりも穴を開けたりする作業は大変で時間もかかります。
そして、この時に特に気をつけるのが、鉄粉や切粉などが目に入らないように作業をすることです。
自分も2回ほど、切粉が目に入ったことがあるのですが、これが痛い痛い…!!
急いで、作業車に戻って、目薬をボタボタ目に流し込んで、何とか大事には至りませんでしたが、鉄粉や切粉は本当に気をつけなければなりません。
そのため、鉄骨や軽鉄に加工をする際は、必ず保護メガネをします。
電気工事士になりたての時は、
「メガネを外して、保護メガネをしても、ボヤけて見えないよな…」と思っていました。
まぁ、世間知らずの人間でしたので…。
保護メガネはメガネをしたまま装着できます。
最近は、結構オシャレな保護メガネもあり、職人さんたちもいろいろなデザインの物を持っています。
ただ、夏場は暑く、目に汗が入ったりするのが大変です。
(鉄粉や切粉が入るよりもマシですが…)。
でも、安全第一ですので、しっかり保護メガネをして、ケガをしないことが大事ですね。
で、マンガの話ですが…。
ある時、軽鉄に穴を開ける作業があったのですが、ベテランさんがうっかり保護メガネを忘れてしまい…。
周りをジッと見て、
「お前、いつも保護メガネしてるな♪じゃあ、穴あけよろしく♪」
「いや、よろしくじゃないだろ…!!」
危うく、メガネをしているという理由で、保護メガネなしの作業をやらされるところでした。
メガネに保護メガネのような性能はありません…。
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工事によってはこんな日も…。
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