現在も電気工事士として働いている
このブログの管理人 貴泉(きせん)といいます。
これからの自分の生活や現在の仕事の将来性について考え、
40代で転職を考えておられる方も多いと思います。
その中には、「手に職を!」と思い、電気工事士の道を目指そうとされる方もいらっしゃると思います。
しかし、
・実際、自分は電気工事士に向いているのだろうか?
・転職してもやっていけるのだろうか?
と、悩んでおられる方や不安に思われる方も多いと思います。
そこで、この記事では、40歳で電気工事士に転職した管理人が、
「このような人が電気工事士に向いている」ということを記事にしてみました。
この記事を読めば、転職を考える際の一つのヒントになるはずです。
40代で電気工事士に転職するのに向いている人7選+おまけ
①やる気がある人
「え?そんなの当たり前でしょ?」と思われる方も多いと思いますが…
電気工事士の仕事は、冗談抜きで「キツイ!!」です。
想像の数倍、体力的にも精神的にもキツイ仕事です。
そこで大事なのが、「やる気」なのです。
「手に職をつけよっかなぁ~♪」みたいな軽い気持ちで仕事に就くと、たった数ヶ月で辞表を書くことになります。
「やる気」が大事ですよ。
②コミュニケーション能力がある人
電気工事士や職人さんは、黙々と作業をするイメージがあると思います。
確かに、黙々と作業はするのですが、コミュニケーション能力がないと、良い仕事ができません。
施主様(お客様)や現場の監督さんと、うまくコミュニケーションを取らないと、次の仕事がもらえません。
「仕事はできるけど、何かあの人の態度が気にくわない…」ということで仕事がなくなることもあります。
逆に、
「仕事はそこそこだけど、あの人面白いし、良い人なんだよな」ということで、再度仕事をいただけることもあります。
また、現場では他の業者の職人さんとも一緒に仕事をします。
日頃からコミュニケーションを取っていると、工法や工具の話など良い情報が手に入ったり、仕事を手伝ってもらえたりと、効率的に仕事を進めることができます。
仕事以外にバカな話もたくさんしますが、これが結構大事だったりします。
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これもコミュニケーションです。
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コミュニケーション能力です。
20代・30代よりも社会経験が多いということで、これが転職をする際の一つの武器となるはずです。
③体力のある人
電気工事士の仕事は体力勝負です。
重い材料や工具を持って階段を上り、一日中現場を歩き回ります。
(管理人は1日約1~2万歩、歩いています)
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材料を持って、階段を上ると…。
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夏はクーラーのない蒸し暑い現場で、汗だくになりながら作業をします。
冬は凍るような寒さの中で、手をブルブル震わせながら作業をします。
「20代・30代の頃は、もっと体力があったのに…」
悲しい40代の嘆きです…。
どうあがいても、20代・30代のような体力と持久力はありません…。
でも、そんなことは言ってられないです。
電気工事士には必要です。
④忍耐力のある人
40代で電気工事士に転職する時に、覚悟しておかないといけないのが、精神的にキツイことが多いということです。
特に未経験で電気工事士となると、周りからは、
「40代なのに、こんなことも知らないの?」
「40代なのに、こんなこともできないの?」
と、特に未経験と知らない人からは見た目で判断されます。
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お客様からも見た目で判断されます…。
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しかも、現場では年下の監督や職人さん、同僚からも
「何やってんのーー!!」と怒られることもしばしば…。
「オレより若いくせに!!」と反抗するなどもっての外。
知識がないからしょうがないのです。
技術がないからしょうがないのです。
この仕事は実力社会です。
グッとこらえて、
「すみません」
「教えてください」と言えるような忍耐力がなければ、この仕事は続きません。
⑤柔軟な考えのできる人
管理人は頭が固い方なので、仕事がかなり遅いです。
柔軟な考え方ができる人は、仕事も効率的に早くできます。
例えば、木材やコンクリートをちょっと削ろうとした時に、管理人はノミを探し回るタイプです。
「物を削る=ノミを使う」ということしか、頭に浮かばないのです。
柔軟な考えができる人は、自分の周りの道具を見て、マイナスドライバーを使って削ります。
そういう知識があるという問題かもしれませんが、
「これが無ければあれで代用する」
「こっちからダメなら、あっちから作業をする」という柔軟な考え方ができる人は良い仕事ができます。
意見を聞くのも一つのやり方ですね。
⑥向上心がある人&勉強をしっかりする人
当然ですが、40代は20代・30代に比べて、働ける時間が少ないのです。
知識と技術をとにかく早く、そして多く学ぶことが大切です。
「どんどん知識と技術を覚えていってやる!」
「他の人よりも、もっと良い仕事をしてやる!」
という、向上心がないと知識も技術もない、歳を取るだけの職人になってしまいます。
さらに、電気工事士の仕事はとにかく覚えることが多いです。
器具や工具、工法や法令などなど、電気工事士になると覚えることがたくさんあります。
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工具にもいろいろな呼び方があります。
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器具のことをしっかり勉強しておかないと、施主様やお客様に分かりやすく説明することができません。
新しい工具や材料の情報をしっかり手に入れておくと、その知識を生かして、工事を効率的に進めることができます。
また、会社によっては、資格の取得も求められることが多いです。
電気工事士として働くのであれば、第二種電気工事士の資格は必須です。
しかし、電気工事の仕事は多岐にわたるので、第一種電気工事士や施工管理技士などの資格を取るよう、会社から求められることも多いと思います。
「40代だから、今から勉強するのはちょっと…」
何ていうことは言ってられません。
知識や資格などを取得することが大事ですよ。
⑦手先が器用な人
管理人は不器用な方なので、仕事が遅いです…。
周りを見ると、器用な人が多いので、
「何で、そんなに早く作業ができるの?」と思うことが多くあります。
「器用・不器用」は「背が高い・低い」と同じように自分ではどうすることもできないものですが、器用な人は電気工事士として早くきれいな仕事ができるはずです。
管理人と同じように不器用な方は、たくさん練習すれば少しずつ作業も早くなります。
(一緒にがんばりましょう…)
アイテムがあればいいんですけど…。
おまけ:高いところが苦手ではない人
「最後の最後でふざけてるの?」と言われそうですが、電気工事士をして働いて、これはよく感じることなのです。
電気工事士の中でも、高所で作業をしない仕事もありますが、ほとんどの電気工事は高所作業が付き物です。
管理人が電気工事会社に入ったばかりの頃、体育館の改築工事がありました。
その中で、体育館の天井にある大きな照明器具を取り外す作業があったのですが…。
高い足場に登り、高所で重たい照明器具を取り外すのですが、高所恐怖症の管理人は足がブルブル…。
「よし!辞表を書こう!!」と何度思ったことか…。
何とか、今も仕事は続いていますが、住宅の屋根や電柱など、とにかく電気工事士の仕事は高所での作業が多いのです。
特に電柱作業は、高所が苦手で手が震え、隣の敷地に金具などを落とし、車や建物などを傷つければ弁償&信用問題になります。
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初めての電柱作業はこんな情けないことに…。
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という方は電気工事士には不向きかもしれません…。
40代で電気工事士に転職するのに向いている人7選+おまけ まとめ
今回は電気工事士に向いている人について記事を書きました。
電気工事士と言っても、何も特別なものが必要というワケではありません。
仕事をする上で、1人の社会人として、基本的な能力やマナーが備わっていれば大丈夫です。
ただ、仕事をする上で、体力面や手先の器用さというのは必要になってきます。
あと、40代での転職ですので、忍耐力は特に必要です。
体力的にも精神的にもキツイことが多いので、強い気持ちがないと仕事が続けられません。
40代で電気工事士に転職をお考えの方は、この記事を参考にされて、求人情報などをチェックすることをオススメします。
特に40代&未経験で、電気工事士に転職を希望される方は、とにかく時間がありません。
記事を読まれて、「自分もこの仕事ができるかも」と思われたら、早めに行動にすることが大事です。