電気工事士マンガ 転電虫【第130話:何が悪いんだ?】
あとがき
工事が完了すると、監督さんと業者さんが集まり検査を行います。
その検査で、キズや汚れ、取り付け方が悪いなどの施工不良があると、付箋などに補修内容を書いて貼っておきます。
その付箋を見て、業者さんが後から補修を行います。
ある新築住宅の工事をさせていただいた時の話。
工事も終わり、検査も完了。
そこを担当していた会社の職人さんが、他の現場に行くことになり、
「補修内容は付箋に書いているので…」ということで、新築住宅へ補修に行くことに。
補修を行っていると、スイッチに何も書かれていない付箋が…。
「う~ん、取り付けは良いし、スイッチが傾いているわけでもないし…」と、何が悪いのか全く分からず。
監督さんに連絡すると、検査の後にたまたま住宅を見に来られた施主様から、
「この部屋のスイッチのネームを『洋室』から『子供部屋』に変えて欲しい」と言われようで。
監督さんも、
「分かりました!」と急いで付箋を貼ったため、変更内容を付箋に書くのを忘れたようでした。
まぁ、施工不良じゃなくて良かったのですが…。
こうやって、監督さんと業者さんみんなでチャックし、お客様に良い品物を届けるこの検査は、すごく良い取り組みですね。
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せっかく積み込んだのに…。
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