電気工事士マンガ 転電虫【第74話:グッジョブ!!】
あとがき
電気屋の仕事もいろいろありますが、RC(鉄筋コンクリート)造りの時の仕事に合番(相番)というものがあります。
自分たち電気工事士が画像の白いパイプ(この時はPF管を使用しました)を配管し、その他にも水道・ガス等の設備屋さんも配管などをします。
コンクリート打設の時は、電気屋・設備屋さん、型枠大工さんなどが、コンクリート打設の際に、自分たちの配管や型枠に異常がないかを確認するために、合番にやって来ます。
コンクリート打設は時間との勝負なので、配管などを気にしながら作業はできません。
うっかり足に配管などを引っ掛けてしまった時に、合番に来ている職人さんがそれを直す作業に当たります。
と言っても、あんまり配管に何かあることはないので、いつも電気・設備はコンクリート打設のお手伝いをするというワケです。
そのお手伝いの一つが、バイブのケーブル持ちです。
画像でも分かるように、RC(鉄筋コンクリート)造りの現場って鉄筋が結構飛び出しています。
この鉄筋につまづいたり、作業着や腰道具などを引っ掛けてしまうこともしばしば…。
コンクリート打設の際は、この鉄筋にバイブのケーブルがよく引っ掛かってしまうので、自分たちがケーブルが鉄筋に引っ掛からないようにしています。
初めてコンクリート打設の合番に行った時に、このケーブル持ちをしたのですが、バイブをかけていた鳶さんがこちらに何かの合図を…。
親指をクイッ、クイッとしているので、てっきり自分のケーブル持ちが良かったのだ思っていたら、
「バイブのスイッチを切れ」という合図でした…。
初の合番は、メチャクチャ恥ずかしい思いをした記憶が残ってしまいました…。
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